生産工程
世界に一つだけ
金型は、均一で精密な部品を量産するために創られます。
一つの金型から多くの部品がこの世に出現します。
私たちが創る金型は、この世に一つしかありません。
ユーザーからいただいた図面や製品データを元に、世界に一つしかない金型を創り出すのが私たちの仕事です。
金型作りは、無からの創造であり、ハイテクと人の感性とが結合した産業です。
生産の流れについて
1. 打ち合わせ
図面を元に綿密な打ち合わせを行います。
2. 設計・材料発注
CAD/CAMを駆使し金型図面を作成します。
3. プログラム
図面を元に機械加工用のプログラムデータを作成します。
4. マシニング加工・モデル加工
機械加工データを使い、効率のよい加工を行います。
5. 焼き入れ
過酷な使用条件に耐えうるよう焼き入れ処理を行います。
6. 放電加工
機械加工では表現できない形状の加工を行います。
7. 仕上げ
各工程で作られた部品を組立・調整を行い金型を完成させます。
この工程は「仕上げ」と呼ばれ、全て人の手で行われます。
微妙な誤差を修正し「金型」として有効な働きができるように命を吹き込む作業です。
8. 出荷
以上、簡単な工程を表しましたが、現実には数多の繊細な加工が求められます。
金型は、作り置きのできない100％受注生産品
注文を受けるのはたった一つの金型です。
ユーザーから依頼される部品の形状は千差万別です。そのため、金型作りは毎回ゼロからの出発です。